


空蝉に齧りつきたり濡れ色の烏と化きし吾が爪の先
詩の言葉を紙に定着させる手法を模索して唯一無二のZINEを生み出し続ける山口斯さんが、新たに取り組みはじめた短歌の作品集。人と人ならざるものとが交錯する晩夏の情景が濃密に詠われています。
7種12枚の紙片に遠雷・蝉・人の三相の意味を重ね合わせた「掛詞(かけことば)」的な構成にも注目です。
A5判/紙片12枚/割りピン綴じ
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