佐藤さんは主に野球をテーマにした詩で知られ、ご自身のレーベル「風神雷神や。」でいくつかの詩集を発行しつつ、各地のポエトリーリーディングを活動の場としています。彼女の書く詩は、目の前でまさに詩を朗読しているようなリズムが特徴的です。今回の詩集はコロナ禍真っ只中に開催されたイベントで発表されたものが多く収録されています。そういう状況で詩を創作することの難しさ、強引に開催されようとしている祭典への抗議(をする場所がないことへの諦念)、それでも生きることへの執念。コロナ禍だからこそ練り上げられた言葉たちです。(版元サイトより)
A5判/64ページ
発行=生活綴方出版部